2013/10/10

oF vol.2 - プロジェクト作成とか

oFセミナーで感化されてoF記事三日目。DCCツールにはそのうち戻ります(笑

プロジェクトを作ったりサンプルをコンパイルしたり(<次回w)してみようと思います。




プロジェクトを作る前に、oFのディレクトリ構造を確認しておきたいと思います。


ここでは openFrameworks(oF) のバージョンv080(現在DLできる最新版)を使っております。
環境はosxです。
まず「of_v0.8.0_osx_release」フォルダを開くと、4つのファイルと9つのフォルダがありますが、今後主に使うのは、apps、addons、examples のみっつです。

選択している三つを主に使います。

examplesフォルダはそのとおりサンプルが置かれています。
特に、examples > addons フォルダには、各種アドオンを用いたサンプルが置かれています。
テンプレートプロジェクトともいうべき「emptyExample」は、examples > empty フォルダにあります。

addonsフォルダは oFの機能拡張である「アドオン」を置く場所です。
多分DLしてきた時点で10個程度のアドオンが置かれていると思いますが、
こちらのサイトで検索すると、大量に見つけることが出来ます。
http://ofxaddons.com
なんか、世の技術で「あれoFでも使えるかなー?」と思ったものはだいたい誰かが用意してくれてたりします(笑
インストールや使い方等詳細は、アドオンそれぞれのGitHubページをご参照ください。

Xcodeのオートコンプリートで、oF本体のものは「of」と入力すると候補が現れますが、
アドオンの場合は「ofx」と入力すると現れます。
たとえば、examples > addons > opencvExampleというサンプルではOpenCVというライブラリ使うためのアドオン「ofxOpenCv」が読み込まれています。プロジェクトを開いて「ofx」と打つと、ofxCvBlobなどが候補として現れます。


で、appsフォルダが、作業するプロジェクトを置くためのフォルダになります。
(DCCツール的には「scenes」みたいなもの)
慣習的に、apps > myAppsフォルダに、新規プロジェクトを作成して作業を進めます。
また、サンプルから作業を進めようと言うときも、ここにコピーして使います。

ちなみに、oFセミナー中とその後のちょいちょいで、myAppsフォルダは24項目ほどになりました。
いい加減整理しろって思いました(笑


■プロジェクトを作ってみる

examplesフォルダからのコピーからはじめるののほかに、プロジェクトを自分で作ることも出来ます。
Xcodeでゼロから手動で作ることも出来るそうですが、(やろうとおもったけどけっこう手応えあったのでw)ここではoF付属の「projectGenerator.app」を使った方法を紹介します。

projectGeneratorは、of_v0.8.0_osx_release > projectGenerator_osx に入っています。
起動するとこんな感じ。
すっきりUI

このツールには三つの入力欄があります(一見4つですが、ひとつはPlatformsということで、変更できないようになっています)。
Name欄にプロジェクト名、Path欄にプロジェクトを設置するパスを入力しますが、
Path欄はすでに書いた慣習通りの位置「myApps」にデフォルトでなっているので、特に意向がなければ変更する必要はありません。
Addons欄をクリックすると、プロジェクトに追加したいアドオンを選択する画面になります。
左列が、もとから読み込まれているaddonたち、右列が自分で追加したaddonたちになります。

要するに、置く場所:特になし、addon:特になし、であれば、Nameだけ入力して「GENERATE PROJECT」すればもう作業完了です。
ここでは、名前デフォルトのまま、mySketchというプロジェクトを作成してみました。
ためしに、アドオンを2つほど追加しています。

プロジェクトを開いてみると、addonsフォルダに、追加したアドオンが2つ表示されました(ここではofxNI2、ofxPostGlitchを追加しています)。


ただ、この状態で「ofx」と打ち込んでも、候補にこれらのアドオンの内容が現れてくれません。
 oFにもともと備わっている「ofXml」は候補に現れますが(^^;
これは、コード内にアドオンを読んでくるための内容が書かれていないためです。
testApp.hのうえの方を見てみると、


#include "ofMain.h"

と書かれている箇所があります。
実はこれが、このソースファイルにofの機能を使えるように『引き込んで来てくれている』箇所です。
この行をコピーして、たとえばこのように書き足してみます。


その後、あらためてofxと入力を始めてみると……


今度はちゃんとofxPostGlitchが候補に現れてくれました。

このようにaddonを読み込んだり、あるいは自作クラスを読み込んだりして、oFでのプログラミングを進めていきます。


微妙に長くなりましたので、サンプルのコンパイルは今後追って(^^;;


ちなみに、ここで取り上げた内容はoFセミナーの田所先生枠で教わったもので、
そのセミナーのスライドや、田所先生の授業の資料はSlideShareに公開されています。
新規プロジェクト作成に関してはこのスライドの37枚目から扱われています。
ぜひお立ち寄りください。


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