2012/04/14

Pythonさんがお使いになるモジュールというものについて

http://sproutmel.blogspot.jp/2012/03/python.html でも触れていますが、
pythonを使う優位を考えるとき、これまでに無数の開発者たちが拡張してくれた大量の「機能の塊」=モジュールの存在を忘れる訳にはいかないでしょう。
モジュールをimportしてくることでpythonは数学方面に明るくしたり科学技術に詳しくなったり、mayaを操れるようにもなるし、
凝ったところだと正規表現できるようになったりといろいろ強化できます。
すぐ使えるものも大量にありますし、web上にあるものなどを追加すればさらに必要な強化を施せるでしょう。
ところでニンゲンにレッドブル・モジュールをimportすると、翼を授けてくれたりするそうです。未確認ですが。

この機能の塊ですが、melにかぎらず他の言語では「ライブラリ」と呼ばれていたりもします。
上に挙げた記事でも、「ライブラリ」と書いてますが、
pythonでのそのあたりの慣例に則って、今後は当ブログでもモジュールと記載することにします。
また、すでにアップ済みの記事にある「ライブラリ」という記載もモジュールに直します。
よろしくお願いします。




さて、ついでなので
なんとなくよく使うpythonのライブラリをちょっと紹介してみます。


randomモジュール
その名の通り、ランダムな数を生成します。乱数に関するいろいろな機能が集められています。

mathモジュール
数学能力を授けてくれます。円周率や三角関数などいろいろ人気の高いものが取り揃えられております。

osモジュール
システムの機能を活用したい時に使います。pathやらファイルやらフォルダを扱うときとかも出番。
melコマンドでいうsystemやsysFile的なイメージかもしれません。

datetimeモジュール
日付や時間についていろいろ扱えるようになります。要るときは要ります。

SciPy、PyODEモジュール
科学技術関係や物理関係に強くなるためのモジュール。ダウンロードしてきて使う外部モジュール。


reモジュール
正規表現が使えるようになります!文字列のパターンマッチ、検索や置換えなど、いわゆるコンピュータコンピュータした仕事をバリバリさせるためには必要です。
こうした機能を実現するために、抽象化された特殊な記述方法(=正規表現)を覚える必要があります。


maya.cmdsモジュール

Mayaにpythonが搭載された当初からある「pythonからmayaを操るためのモジュール」
基本的に実際のコマンドな部分は単なる関数と言ってよく、pythonを使う旨みを減じているとの評判。

pymel.coreモジュール
ふがいないmaya.cmdsにかわって、オブジェクト指向に対応するなどしてpythonらしさをより発揮できるよう設計された
maya操りモジュール。一度こちらで組んでしまうと、maya.cmdsのエセパイソンぶりに怒りを覚え病みつきになるという説があります。



関連リンク

Pythonライブラリリファレンス

http://www.python.jp/doc/2.5/lib/lib.html
一応ここでは、無数のモジュールの集合を指す語としての「ライブラリ」のようです。


scipy = http://docs.scipy.org/doc/
pyODE = http://pyode.sourceforge.net/

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